通信制高校に興味を持っている人の中には、「勉強についていけるのかな?」と不安に思う人もいるでしょう。実際、通信制高校の勉強レベルはどの程度なのか?進学や資格取得のためにどんな努力が必要なのか?この記事では、進学を目指す人、そして高卒資格だけを目指す人、それぞれに向けて現実的なアドバイスをお伝えします。
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通信制高校の勉強レベルはかなり低い?具体例で徹底解説
通信制高校の学習内容や進行方法について、「レベルが低い」とよく言われますが、実際にどの程度のレベル感なのかを具体例を挙げながら説明します。特に、全日制高校と比較すると、その違いが分かりやすく見えてきます。
学習内容:基礎中の基礎が中心
通信制高校では、主に基礎学力を身につけることを目的としたカリキュラムが組まれています。以下に具体例を挙げます。
国語の例
- 全日制高校の場合
夏目漱石の『こころ』や太宰治の『斜陽』といった近代文学の読解や、評論文の要約問題など、抽象的なテーマを論理的に考える力が問われます。 - 通信制高校の場合
・「作者の名前を答えなさい」
・「物語の中で主人公がした行動を選びなさい」
といった、文章の表面上の内容を理解しているか確認する問題が中心です。
数学の例
- 全日制高校の場合
数列やベクトル、微分・積分など、大学進学を見据えた応用的な内容を扱います。 - 通信制高校の場合
・「一次方程式を解きなさい(例:2x+3=7)」
・「三角形の面積を求めなさい」
など、中学校レベルの復習に近い問題が中心となります。
英語の例
- 全日制高校の場合
長文読解や文法問題に加え、英作文など、自分で英文を書く力が求められます。 - 通信制高校の場合
・「単語の意味を日本語に訳しなさい」
・「空欄に適切な単語を選びなさい」
といった、基本的な文法や単語の確認問題がメインです。
テストの難易度:誰でもクリアできる内容
通信制高校の定期試験は、単位取得のために設けられているもので、合格ラインが非常に低く設定されています。以下は具体例です。
- 数学の試験例
問題:
「5x=25のxを求めなさい。」
→ 解答:x=5 - 英語の試験例
問題:
「I (am / is / are) a student.」から正しい形を選びなさい。
→ 解答:am - 社会科の試験例
問題:
「日本の首都はどこですか?」
→ 解答:東京
全日制高校では、全問正解が求められる問題も、通信制高校では6割程度の正解で単位が取得できる場合がほとんどです。
学習スタイル:自己責任型のゆるさ
通信制高校では、対面授業が少ないため、基本的に「自宅学習+レポート提出」が中心になります。この学習スタイルの特徴が、さらに学習レベルの差を広げています。
- 全日制高校
毎日授業があり、先生が直接解説してくれるため、深い理解が促されます。課題も継続的に出され、進捗が管理されます。 - 通信制高校
授業は月に数回程度。レポートは、「教科書の該当ページを写して提出すればOK」という学校もあり、知識の定着には不十分です。
中学校レベルに逆戻り?実際の教材内容
通信制高校の教材は、全日制高校のものと比べて簡略化されています。例えば、数学の教科書では:
- 全日制高校
「平方完成の手法を用いて、二次関数の頂点を求める。」 - 通信制高校
「次の関数y=x²+2x+1をグラフにしたとき、頂点の座標を答えなさい。」(計算式ではなく、図を見れば分かるレベル)
教材自体が簡素で、内容も「どれだけやさしくするか」を重視した作りになっています。
大学進学を目指す場合のリアルなハードル
通信制高校の勉強内容をこなすだけでは、大学受験(特に一般入試)を突破することはほぼ不可能です。以下のような現実を考慮する必要があります。
受験勉強のための補助が少ない
全日制高校では、進学校なら補習や模試の解説授業などがあり、受験に向けた指導が充実しています。一方、通信制高校では個別対応が基本で、特に進学指導はほぼ期待できません。
予備校や独学が必須
進学を目指す場合は、予備校に通う、またはオンライン学習サービスを利用することが必須です。これに加えて、自己管理能力が求められます。
基礎力が必要
通信制高校の内容が簡単すぎるため、それだけで大学受験に臨むと「基礎学力すら足りない」という事態に陥ります。中学校レベルの勉強を復習しておくことが最低限の条件です。
進学を目指す場合:覚悟が必要!
通信制高校の授業だけで大学の一般入試を突破するのは、はっきり言って「無理」です。なぜなら:
- 学習内容が基礎的すぎる
通信制高校で扱う内容は、教科書の基礎部分を押さえる程度。難易度が高い大学の入試問題に対応するための応用力や発展的な知識はカバーされていません。 - 進学指導が充実していない場合が多い
通信制高校では、進学を目指す人の割合が少ないため、進路指導や大学受験対策の授業が充実していない学校がほとんどです。
そのため、進学を目指すなら以下の条件を満たす必要があります:
- 中学時代にそれなりの学力があったこと
基礎力がある前提で、自分で勉強を進められる人が有利です。 - 予備校や塾の利用が必須
通信制高校の授業だけでは不十分なため、予備校やオンライン講座で大学受験の準備をする必要があります。 - 計画性と自己管理能力
自由な時間が多い分、自分でスケジュールを立て、勉強を進める能力が求められます。
高卒資格取得が目的ならどうか?
もし大学進学ではなく、「高卒資格だけを取れれば良い」と考えているなら、通信制高校のレベルで十分です。課題やテストが簡単なので、真面目に取り組めばクリアできます。ただし、以下の点を考慮してください。
高卒資格を目指す場合:簡単だけど注意点あり
一方、高卒資格を取得するだけが目的なら、通信制高校の学習は非常に簡単です。具体的には:
- レポート形式が中心
学校に通う頻度が少なく、課題(レポート)を提出することで単位を取得できます。この課題は中学校の復習レベルが多く、特に学力が高くなくてもクリア可能です。 - 試験は基本的に優しい
学校で行われるテストは基礎的な内容が多く、合格するためのハードルは低めです。
ただし、「簡単だから楽勝!」と思うのは早計。以下の注意点もあります。
- レポートが意外とめんどくさい
「進研ゼミ」の教材を思い浮かべてください。同じような形式で、自分でコツコツ取り組む必要があります。この作業を一人で進めるのが苦手な人は、友達と協力して分担すると効率的です。 - 人間関係が重要
通信制高校には、不登校経験者やヤンキーなど、異なるバックグラウンドを持つ人が集まりますが、意外にも「お互いに無害」であることが多いです。不安を抱えている人や優しい性格の人が多く、友達ができやすい環境といえます。
通信制高校の生徒たちのリアルな姿
通信制高校に通う生徒の多くは、不登校やいじめ、家庭の事情など、さまざまな背景を抱えています。これが学校の雰囲気にどう影響するのか、以下の特徴を押さえておきましょう。
1. 二極化する生徒層
- 不登校経験者
勉強よりも人間関係に苦手意識を持つ人が多く、基本的には穏やかで優しい性格の人が集まりやすいです。 - ヤンキー層
学校のカラーによりますが、ヤンキー的な雰囲気を持つ生徒が目立つ学校も。ただし、お互い干渉しないスタイルが一般的です。
2. 攻撃的な人が少ない安心感
通信制高校では、他人を攻撃するような人はほとんどいません。むしろ、「お互いに傷つけ合わない」を暗黙のルールとしているような空気があるため、人間関係が不安な人でも比較的安心して通えます。
通信制高校での成功のカギ
通信制高校で充実した高校生活を送るためには、以下のポイントを押さえることが大切です。
1. 進学希望なら計画的に行動する
- 予備校に通う
学校の授業だけでなく、進学に必要な学力を予備校で補うのが最短ルート。 - 早めに目標を立てる
どの大学を目指すのか、いつまでにどの科目を仕上げるのかを具体的に決めましょう。
2. 資料請求を活用する
通信制高校にはさまざまな種類があります。
- 自分に合う学校を選ぶためにも、まずは複数の学校の資料を請求して比較することが大切です。
- 資料を見比べることで、どの学校が自分の目的に合っているかを把握できます。
通信制高校から、それなりの大学に行く裏技
通信制高校に通いながら大学進学を目指す場合、一般的な受験と比べて難しさを感じることが多いですが、「推薦入試」を利用する方法があります。推薦入試は、特に通信制高校に通う学生にとって有力な選択肢となり得ます。ここでは、推薦入試についての詳細と、その戦略を解説します。
推薦入試の基本的な特徴
推薦入試は、学業の成績だけでなく、学校での態度や提出物の状況など、総合的な評価をもとに合否が決まる入試方法です。通信制高校においても、一定の条件を満たすことで推薦を受けることが可能です。特に、通信制高校では「レポート課題」や「スクーリング」への取り組みが評価されます。
レポートのレベル
通信制高校のレポート課題は、中学程度のレベルであることが多いです。そのため、しっかりと対策をすることで高得点を取ることができます。これが基本的な勉強の土台となり、成績向上のカギを握ります。中学の学習内容に不安があっても、対策をして着実にレポートをこなせば、満点を取るのは難しくありません。レポートを着実に提出し、パーフェクトにこなすことが重要です。
スクーリングの活用
通信制高校では、スクーリングが重要な評価基準となります。スクーリングとは、学校に出向いて行う対面授業のことです。これは、単に出席するだけではなく、授業に積極的に参加し、意欲的な態度を見せることが求められます。スクーリングの成績が推薦入試の際に評価されるため、学校に出る際には欠席せず、しっかりと準備をして臨むことが大切です。
推薦入試の利点と注意点
推薦入試を活用する最大の利点は、通常の入試に比べて、学力以外の部分が大きく評価される点です。特に通信制高校では、学力だけでなく、提出物やスクーリングの出席などもポイントとなるため、これらをしっかりこなせば、他の一般受験生に比べて有利に進める可能性があります。
しかし、ここで注意しなければならないのは、「通信制高校で良い成績を収めたからといって、入試で通用するわけではない」という点です。通信制高校の定期試験は、中学程度の難易度であるため、そこで高得点を取ったとしても、それが大学の入試に直接結びつくわけではありません。実際、大学入試のレベルにおいては、通信制高校の試験で得られる知識だけでは通用しないことが多いです。
特に、中学時代に学力が平均以下であった人が通信制高校で成績を良くしても、いざ大学入試となると、その難しさに圧倒されることが考えられます。実際のところ、小学生と高校生の間くらいの差があるレベルの問題に直面するため、はっきり言って一般入試はチャレンジするだけ時間の無駄です。
推薦の種類と確認すべきこと
推薦入試の中でも「指定校推薦」という形式が存在します。指定校推薦は、通信制高校が特定の大学と提携し、その大学への推薦枠を持っている場合に受けられるものです。しかし、すべての通信制高校が指定校推薦を持っているわけではありません。また、どの大学に推薦があるのか、その進学実績についても細かく調べる必要があります。
推薦を利用した大学進学を目指す場合、まずは自分が通える範囲の通信制高校がどの大学と提携しているのか、また、過去にどのような学生が推薦を受けて進学したのかを確認しましょう。資料請求をして、具体的な進学実績を調べることが重要です。「推薦が使えるから」と安易に学校を選んでしまうと、進学したい大学に推薦がないということになりかねません。
推薦入試を成功させるために
推薦入試を成功させるためには、以下のポイントを押さえることが重要です。
- レポートの対策を完璧にこなす
中学程度の内容でも、しっかりと理解し、完璧に提出物をこなすことで成績が上がります。 - スクーリングを欠かさず出席
出席だけではなく、積極的に授業に参加し、評価を高めることが大切です。 - 学校の推薦枠と進学実績を調べる
進学したい大学に推薦があるかどうか、細かくリサーチし、推薦を受けられるかを確認すること。 - 学力差を認識し、別途学習を進める
入試の難易度に備えて、自己学習や予備校などを活用し、学力を高めていく必要があります。
4. 最後に:通信制高校は選び方がすべて
通信制高校は、進学にも高卒資格取得にも柔軟に対応できる可能性を秘めた選択肢です。ただし、その自由さゆえに、目的に応じた自己管理や計画性が求められます。
特に進学を目指す人は、通信制高校の授業に過度な期待をせず、予備校や独学を活用して学力を補完する覚悟が必要です。一方で、勉強が苦手で高卒資格を目指すだけなら、基本的にはレポートをクリアすることで十分です。
最後に、学校選びの第一歩として資料請求を忘れずに。じっくり検討し、自分に合った学校を選ぶことが成功への近道です!


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